検知の前に形を変える
不正な取り付けへの対策は、検知装置の導入から検討されがちです。しかし検知が働くのは、すでに何かが取り付けられたあとです。その時点で機器は停止させ、点検を行い、記録を確認する必要があります。挿入口の周囲に平らな面を残さない形状にしておけば、この一連がそもそも発生しません。工事は一度で終わり、以後の運用費用もかかりません。
スキミング対策で確認する項目と頻度
前面の目視点検、すなわちカードリーダー、キーパッド、画面周囲、排出口の確認は最初の防壁であり、取引量の多い拠点では日常的な作業とすべきものです。これに設定の確認、アクセス権限の見直し、設置済み対策が現在も機能しているかの確認が加わります。頻度はさらされ方に応じて決めます。すべての拠点に同じ計画が必要なわけではありません。店舗から最も多くいただくご質問の一つが「夜間の無人拠点」です。
無人の時間が長い拠点から
対策の予算を全拠点に薄く配ると、どの拠点も中途半端になります。優先すべきは、夜間に人の目が届かない時間が長い拠点です。周囲の人通りが少なく、照明が弱く、死角のある場所ほど作業しやすいためです。この三点を採点すれば順番は自然に決まります。上位の数拠点を確実に固めてから次へ進むほうが、同じ予算でも効きます。